CLIP STUDIO PAINTの PROとEXは何が違うのか?
EXはPROの機能が全部使えるのでEXの機能を紹介します。
PROとEXの値段の違い
買うならPROとEXどっちがいいのか悩みますよね。
クリスタのPROとEXはまず値段が違います。
PCの買い切り版PROが5000円で、EXが23000円です。
サブスクで1デバイスのみの月払い契約だと、PROが月480円で、EXが月980円です。
値段の違いを比較した詳しい記事はこちらです。
PROとEXの機能の違いについて
PROで使えるけどEXで使えない機能はありません。
大きく違うのはEXでしか使えない機能があることです。
EXでしか使えない機能を紹介していきます。
アニメーション機能
EXはフレーム数制限がありませんので長いアニメーションの制作が可能です。
アニメーションセル、タイムシート出力
OpenToonzシーンファイル
東映アニメーションデジタルタイムシート連携機能
また、プロの制作現場でも使われており、「RETAS」シリーズなど他の映像編集ソフトとも併用できます。
漫画に関する機能
さまざまなフィルターを組み込めるプラグイン機構
フィルターのプラグインを、CLIP STUDIOのプラグインストアから購入して使える。
輪郭線や色面を抽出
写真や3Dモデルから輪郭線や色面を抽出できます。
マンガらしい仕上げに自動で加工
3Dモデルや2Dのカラーの画像データを漫画のように、
モノクロのトーンを貼った感じのマンガらしい仕上げに自動で加工出来ます。
3D素材を配置時に同時に4方向から確認
3D素材を使うときにカメラの位置や視点の変更ができます。
セリフを一括して編集 [ストーリーエディター]
セリフの編集がレイヤーのテキストに直接ではなく、別のウィンドウで一括編集出来るようになります。
複数作品の管理
本来は1データ1枚のイラストの表示ですがこれをまとめたデータにして表示することができます。
製本にするときのデータみたいなキャンバスがたくさん並んでいる、同人誌描いてる人のツイッターで見かけるやつです。
チーム制作機能
オンラインでチームメンバーと協力して、複数ページ作品を制作できます。
作品の管理でも紹介した作品をまとめたデータを使って、オンラインで他の人とページごとに分担作業ができるようになります。
ページの追加や順番を入れ替え
作品管理ウィンドウでページの追加や順番を入れ替えが簡単にできます。
異なる作品間でもドラッグ&ドロップでページをコピーすることができます。
さらに、綴じ位置や作品名、話数、ノンブル(ページ番号)の位置やサイズ、開始番号などを作品情報として管理できます。
製本処理機能
入稿用データの作成を支援する機能があります。
新規作成の時に同人印刷所の設定項目があり、印刷所が設定できます。
設定すると仕上りサイズや裁ち落としの幅など、入稿の仕様に沿っているか簡単にチェックができるようになります。
製本3Dプレビュー
3Dで製本をプレビューで来ます。
本を描く予定がなくても手持ちのデータでやってみるとおお~となります。
電子書籍フォーマットの出力機能
EXで以下の電子書籍のフォーマットの出力が可能になります。
- Kindleフォーマット
- EPUBフォーマット
- PDFフォーマット
※Kindle出力はWindows版のみ、ほかデバイスは別の機能でEPUBファイルをご利用ください。
※Windows / macOSでのPDF入力には、プラグインの購入が必要です。
Webtoonモード
韓国が発祥のデジタルコミックで縦読みタイプのWebtoon作品が作りやすい機能があります。
最後に
値段が1万円以上違うので悩みますね。
ただ絵を描くだけなら絵を描くための基本的な昨日は全く同じなのでPROでも満足にイラストが描けます。
さらなる機能を求めるならEXです。
とりあえず体験版を使ってみればいいかと思います。
それでは良いお絵描きライフを!